冬になると時には大空を覆いつくすほどに群がって気持ちよさそうに飛んでいる、あのムクドリの鳴き声や糞に迷惑しているそこのあなた!
ただ傍観して迷惑がったりしていませんか?
過去に新潟県のJR長岡駅前の街路樹に大量発生したムクドリの撃退に成功した、といった事例があるように、対策することも可能なんです。
休日に1日家でボーっとして気持ちよくなった翌朝、糞まみれの自分の愛車を目にした時の何とも言えない悲しい気持ち、、、
そんなことにならないようにあなた個人で出来る対策方法をご紹介します!
ムクドリとは
椋鳥(むくどり)は全長約20cm程度の、スズメより一回り大きいくらいのサイズのスズメ目ムクドリ科の鳥です。
基本的には日本国内全域で生息していますが、北の方に生息しているものは冬になると南の方に移動するようです。
寒さが苦手なんでしょうか。
繁殖期である春~夏にかけては、ヒナがいるせいもあり巣で寝ることが多いですが、ヒナが巣立つと親子揃って群れるようになります。
おおよそ1家族が8羽前後だといわれていますね。
巣は雨風を凌ぐため、木の隙間や建物の軒先などに作られます。
これも糞による被害の要因の一つとなります。
また、夜は一か所に集まって寝床を形成する習性があり、数10kmもの範囲から多い時には数万羽もの大群を作り出します。
その昔は、河原や森などを寝床としていましたが、近年では産業の進歩とともにそのような環境が失われ、都心の街路樹などを寝床にするケースが増えてきています。
森の近くや街路樹の近くなど、ある程度密集した木のある地域では、これが被害の最大の原因となりますね。
一晩にして笑ってしまうような糞が付けられているのはこのためです。
また都市部では大群の鳴き声による騒音も問題となっています。
よく映画などで森の中で銃声が聞こえ、木の上から一斉に大量の鳥がバサバサっと飛び立つシーンがありますが、おそらくあれがムクドリなんだと思います。笑
ムクドリの糞や鳴き声対策5選
それではここからは、個人でも実施可能なムクドリ対策をご紹介していきます。
どれも簡単に出来ることばかりなので、参考にしてください。
ネットで寝床を閉鎖する
寝床である木に網を張ってしまう方法です。
人間でも夫婦喧嘩して寝室の部屋の鍵を閉められたら、泣く泣く他の場所に移動して寝るしかありませんよね。笑
全長にすると20cmにもなるムクドリですが、羽を収めて縮まると思いのほか小さくなります。
鳥だからといって油断せずに、網目の細かいネットを選択しましょう。
なお、ひし形より構造上伸縮性の低い四角の網目がおすすめです!
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テグスで妨害する
寝床の直前に釣り糸などのテグスを張り、侵入を妨害する方法です。
効果はネットに劣るかもしれませんが、個人でも気軽に行うことが出来る対策です。
鳥に気づかれないように、背景と同色のテグスを選択するのがおすすめです。
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音で撃退する
冒頭にも書いた新潟県の撃退例、この方法とは「鳥が逃げる時の鳴き声を録音して流した」そうです。
逃げている鳥は「罠だ、逃げろ逃げろ~!」と発しながら逃げているためか、寄り付かなくなったという結果です。
また大きな音にも敏感なため、寝床にロケット花火を発射してびっくりさせるのも効果的です。
この写真のような、センターで音と光を発して撃退してくれるものも存在します。
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天敵タカやフクロウの置物を設置
ムクドリの天敵である、鷹やフクロウの置物を設置する方法です。
人間だってライオンのはく製が置いてあったら怖がりますよね。
遠くから見て敵だと認識したら嫌でも逃げていくでしょうから、手軽に予防・対策出来ることの一つです。
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寝床となっている木を切り落とす
これはもう、対策というか最終手段です。
寝床となっている木が存在しなくなれば、当然寝に来ることはありません。
他人の木を切り倒すことは犯罪行為となってしまうので、あくまでも自分の土地の自分の木にのみ実行出来る対策となります。
大きな木の場合は大変危険ですので、おとなしく業者に任せるようにしましょう。。。
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まとめ
以上、ムクドリの対策方法でした。
個人でも可能な対策をご紹介しましたが、これでも想像していたより効果が得られなかった場合、業者さんの力を借りるしかありませんね。
市街地に現れる大群を相手にするのは難しいかもしれませんが、自宅のベランダに現れる1家族程度のムクドリであれば、ご紹介した方法でかなりの改善が見込めるものと思います。
ムクドリ被害に頭を悩ませているのであれば、ぜひ一度お試しください^^