寒い季節がやってまいりました。
先日、某超大手ファストフードチェーンMでホットコーヒーを注文したところ、コールド寄りの常温コーヒーを渡されました。
このまま終わってなるものか、と先ほどホットコーヒーリベンジをしたところ・・・
「いや、熱すぎるだろ!!!」と車内で叫んでしまうほどにギトギトに煮えたぎったコーヒーを提供していただきました。
はいどうも、熱くなくても熱すぎても文句を言うクレーマー予備軍のいにです。
(お店へのクレームはしてませんよ!)
さて、コーヒーはお好きですか?
大好きです!
美味しいし、この前「コーヒーは体にいい!」とテレビで紹介されてたし、良いことだらけ!
私は苦いから苦手!
この前「コーヒーは体に悪い!」とテレビで紹介されていたよ?良いとこ無し!
このように、各テレビで両面それぞれに特化した特集をしてしまうので、少々困惑しています。
ということで、今回はコーヒーが体にもたらす効能、体に良い点と悪い点を解説していきます。
コーヒーを代表する成分
こう言われたら真っ先に思い浮かぶのはカフェインです。
しかし、実はコーヒーにはポリフェノールも多く含まれています。
赤ワインなどに豊富に含まれる成分ですね。
おおよそ、身体に影響を与えるものはこの二つの成分となります。
カフェイン
これについては、カフェイン中毒なんて言葉が存在してしまうので、なんだか悪い方面に考えがちです。
もちろん中毒症状やそれによる離脱症状など存在することは事実です。
しかし、幅広く医薬品にも使用されているし、興奮作用により疲労や眠気を一時的に取り除き集中を高めるといったパフォーマンス向上も期待出来ます。
この現象一つ一つにフォーカスすると、テレビ番組のような「良いのか悪いのかどっちなんだ?」という状況に陥ってしまいますが、やはり良い点悪い点の両面を持ち合わせていますね。
ポリフェノール
主に苦みや色素の元になっている成分です。
大きな括りでこのように呼ばれていますが、実はポリフェノールには化学構造の違いでたくさんの名称が存在します。
例えば、誰もが知っているであろう、お茶に含まれるカテキン。
赤ワインに含まれるアントシアニン。もしかしたら赤ワインよりブルーベリーの方が馴染みがあるかもしれませんね。
そう、あの視力回復効果とかいわれている成分です。
これらもポリフェノールの一種なんです。
本題のコーヒーについてですが、クロロゲン酸(コーヒーポリフェノールとも呼ばれる)が含まれています。
良い面
それでは、コーヒーが良いとされている内容です。
一つずつ見ていきましょう。
ダイエット効果
カフェイン、クロロゲン酸のどちらにもダイエット効果が期待出来ます。
脂肪やエネルギーの消費を高めてくれ、分解されやすい体を作ってくれます。
更に食後の血糖値の上昇も抑えてくれる頼もしい成分です。
パフォーマンス向上
カフェインのところで触れた内容です。
覚醒作用により脳の活性化が起こり、仕事や勉強の質が上がるといわれています。
疲労や眠気を低減し、集中力増加にも役立ちます。
美容効果
ポリフェノールといえば美肌ですよね。
クロロゲン酸が、肌のシミや老化の予防になります。
またカフェインには利尿作用があり、老廃物が排出されることにより、むくみ予防や小顔効果にも期待が出来るといわれています。
心疾患の低減
習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病・脳卒中・呼吸器疾患による死亡リスクが低下すると言われています。
クロロゲン酸が血液をサラサラにしてくれ、カフェインが気管支を拡張、それらの相乗効果によるものとされています。
その他の良い面
これ以外にも、
・二日酔いに効果的
・肝臓に良い
・筋肉を活性化させる
・うつ病予防
・糖尿病予防
などにも効果的だと言われていますね。
悪い面
続いて悪い面です。
こちらも一つずつ見ていきます。
妊婦さんは要注意
これに関しては誰もが理解していると思いますが、妊娠中にカフェインを摂取することは良くないとされています。
これは、胎児がカフェインを分解する酵素を持っていない為です。
産婦人科でもカフェインは控えるよう言われると思いますので、必ず言われたことは守りましょう。
睡眠の質が落ちる
メリットとして挙げた疲労や眠気を低減するということは、同時に睡眠の質を落とすことにも繋がります。
人間にとって睡眠は非常に大切な行動です。
就寝何時間以内はコーヒーを飲まない、などルールを決めておくことをお勧めします。
カフェイン中毒
甘く考えていると、この症状は恐ろしいです。
個人差があるので一概にどの程度の量ということは言えませんが、カフェイン中毒にも軽度なものから重度なものまで存在します。
主な症状としては、
精神症状:落ち着きがなくなる、感覚過敏、不眠など。
重度になると幻覚や幻聴まで聞こえることがあるそうです。
身体症状:動悸、目まい、吐き気、頭痛、頻尿など。
重度になると足のしびれや痙攣を起こし、最悪の場合歩行が困難になるそうです。
なお、中毒症状が発生してしまった場合は、離脱症状も発生しますね。
カフェイン摂取を中断すると、主に頭痛、集中力の低下、疲労感などを感じます。
症例はわずかですが、カフェイン中毒による死亡例もありますので、過度な摂取は禁物です。
利尿作用
老廃物排出のメリットとしても挙げた利尿作用ですが、時と場合によっては悪い面にもなります。
例えば、会議や長時間の運転が控えている時など。
トイレが近くなってしまうと、困ってしまうケースも存在しますよね。
その他の悪い面
・貧血になりやすい
・口臭が臭くなる
・歯が黄ばむ
ということが起こるとされています。
番外編「リラックス効果」
とある実験で、数種類の香り成分を順番に嗅がせ、それぞれの脳の状態をチェックしたそうです。
その結果、コーヒーの香りを嗅いだ時に最も多くのα波が出ていることが分かり、リラックス効果が科学的に証明されています。
味が苦手で飲めない人でも、コーヒーの香りは好きと言っている人もいるくらいです。
あのコーヒーをいれた時にふわっと香る、香ばしいような独特な香り、確かに魅力的です。
私は挽いたばかりの豆でドリップする時の香りが大好物です。
まとめ
以上、少し長くなってしまいましたが、コーヒーの効能についてまとめました。
少し恐ろしい内容になってしまいましたが、悪い面で挙げた内容は過剰な摂取をした場合に発生することがほとんどです。
その為、適度な量を守って飲む分には基本的には良いことの方が多いという風潮が強いですね。
はっきりしたことではありませんが、おおよそ1日3~5杯までを目安にするといいかと思います。
せっかくの美味しいコーヒーです。
体に悪い影響が出ない程度に、コーヒーライフを楽しんでくださいませ。