2020年2月29日、うるう年でしたね。
一般的に、
・4年に1度訪れる
・いつも28日の2月が29日になる
このくらいの認識ではないでしょうか。
でも、実は4年に1度必ずうるう年が存在するわけではありません。
意外とうるう年について知らないことが多いのではないかと思います。
少し考えると不思議なことばかりです。
■うるう年が誕生日の人の年齢ってどう計算するの?
■そもそもうるう年とは何なんだ?
■なんで1日多くなるの?
本日は、これらの疑問について解説していきます。
うるう年が誕生日の人の年齢計算
友達の誕生日などにおめでとうのメールを送る時、日本では無意識に24時になった瞬間に送る風習があります。
例えば、私の息子は2020年1月11日23時48分産まれですが、2021年1月11日23時48分に誕生日おめでとう、と祝うことはありませんよね?
この場合、2020年1月10日23時59分59秒の1秒後に1歳の誕生日おめでとう、となります。
実は、日本には歳をとるということについて「年齢計算に関する法律」というものが存在します。
その法律によると、生まれた日の前日を満了(24時)したら加齢されると定められているんですね。
無意識の内に24時ちょうどに送っていた誕生日おめでとうメール、あれは法律上正しいタイミングというわけです。
その為、うるう年が誕生日の人でも、前日2月28日が満了(終わる瞬間)した時点で1つ歳を重ねます。
間違っても、うるう年が誕生日の高校の同級生などに対して、「俺たちは16歳だけどお前はまだ4歳だー!」なんてくだらないイジメはしないようにしてください。(笑)
このように、例えうるう年が誕生日であろうと、何も問題なく歳をとることが出来ます。
しかし、誕生日パーティーなどを開催する場合はどうでしょうか?
一般的には、誕生日パーティーといわれたら誕生日当日に開催します。
しかしうるう年が誕生日の場合、4年に1度しか当日はやってきません。
これに関しては、少し複雑な気持ちになりますね。
誕生日を前後にずらす?
うるう年に生まれた子の誕生日を2月28日か3月1日にずらすことがあるそうです。
計算がややこしいからか、当日を4年に1度しか味わえないからかわかりませんが・・・。
これは今でも許されることなのかどうか、定かではありません。
そもそもうるう年とは?
順番が前後しましたが、そもそも何なのか。
1年が365日あるのは地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間だからですが、1周するには365日と約6時間かかっています。
これでは1年あたり約6時間ずれてしまうので、6時間×4年=24時間(=1日)、つまり4年間で1日ずれることになります。
この1日分を調整する為にあるのが、うるう年です。
しかし、実際には1周約365日5時間49分ほどであることが判明し、更なる調整が加えられました。
これにより意外と知られていませんが、「100で割り切れる、かつ400で割り切れない年」はうるう年にはなりません。
例えば、1900年や2100年は100で割り切れて400で割り切れないのでうるう年にはなりません。
しかし、2000年は100で割り切れるが400でも割り切れるのでうるう年となります。
思っていたより複雑ではないですか?
なお、2月に設定されている理由は、古代ローマの暦で1年の終わりが2月だった為です。
過去の偉人が1年の最後にズレを調整していたんですね。
ちなみにうるう年ではない年は、平年(へいねん)と呼ばれるんですよ。
まとめ
以上、うるう年についてでした。
意外と知らない人も多いのではないかと思います。
1、誕生日の前日の24時に歳をとる
2、うるう年が誕生日だと2月28日の24時に加齢されることになる
3、1年の周期の調整の為に存在するのがうるう年
4、必ず4年に1度存在するわけではない
5、100で割り切れて400で割り切れない年はうるう年にはならない
うるう年の話題になったら、この豆知識を存分に披露してくださいませ。