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暑中見舞いを送る時期や意味は?残暑見舞いやお中元とも比較!

いよいよ日中暑い日が増えてきましたね。

真夏日や猛暑日とニュースで騒がれる時期となりました。

 

さて、日本ではそんな季節にハガキを送る習慣があります。

みなさんご存じ、「暑中見舞い(しょちゅうみまい)」です。

 

ビジネスシーンではお取引先様へのご挨拶の一つとして欠かせないものですね。

しかしいざ送るにしても、意味も理解せず毎年毎年ただテンプレートのような暑中見舞いをお送りするのはなんだか心苦しいものです。

 

今日はビジネスシーンに欠かせない暑中見舞いについてと、似たようなところで残暑見舞い(ざんしょみまい)、更にはお中元(おちゅうげん)について解説していきます!!

 

暑中見舞い・残暑見舞い・お中元の意味

まずそれぞれの意味について見ていきましょう。

時系列で並べるとすると、お中元⇒暑中見舞い⇒残暑見舞いとなります。

 

お中元

中国三大宗教の内の一つ、道教(どうきょう)の行事で、三元というものがあります。

三元とは、上元:1月15日 中元:7月15日 下元:10月15日を総称したものです。

中国ではこの中元の日に、祖先の霊を供養する行事が一般的であったが、日本ではこれをお盆の行事とし、祖先へお供えするようになりました。

 

更にそこから時代が進み、江戸時代には祖先へのお供え物と同時に、お世話になった人や取引先などにお礼の気持ちを込めて贈り物をするようになりました。

この習慣を「お中元」と呼ぶようになったのです。

 

暑中見舞い

まず暑中という言葉ですが、これは一年で暑さが一番厳しい時期を指します。

現在ではただの社交辞令のようなものとなってしまっていますが、元々暑中見舞いには知人の安否確認という目的がありました。

真夏の暑い時期に、「くそ暑いですが、無事元気にやってますかー?」という、確認の意味で送られていたのです。

 

ただ意味も知らずに定型文をコピペして手紙を出していた自分が情けない・・・。

想像していたよりも重要な意味が含まれていました。

この相手の健康状態の確認作業のことを、本来「暑中見舞い」と呼びます。

今ではそこまでする人は少ないですが、実際にお見舞いという形で家まで尋ねる習慣もあるようです。

 

残暑見舞い

残暑という言葉は、正確には「立秋を過ぎてからの暑さ」という意味を持ちます。

ということは、言葉の通りですが暑中見舞いと残暑見舞いの違いは時期だけで、そう大きな違いはありません。

 

暑中見舞いが、暑いけど大丈夫かー?に対して、残暑見舞いが、まだまだ暑いけど無事かー?という感じです。

この行事を最初にやった人は、さぞ心配性だったに違いありません!(笑)

 

お中元・暑中見舞い・残暑見舞いの時期

続いて、それぞれの時期について解説していきます。

時期を逃すとせっかくの行為も空回りして無駄になってしまう危険があるため、時期はよく理解しておく必要がありますね!

 

お中元

お中元は意味のところにも書いた通り、お盆の行事です。

そのため、地域によって7月15日を指す場合と8月15日を指す場合があります。

一応標準なのは7月15日とされ、8月15日のお中元は月遅れと言われたりします。

中には、お中元は7月15日だがお盆は8月15日という地域もあるようです。

 

暑中見舞い

暑中の期間は、一般的に二十四節季でいうところの小暑から立秋前日までです。
二十四節季についてはこちらをご覧ください

年により若干異なりますが、大体小暑が7月6日~7月7日、立秋が8月7日~8月8日となります。

つまり、暑中見舞いを送る時期は、7月7日~8月6日くらいが適正となります。

 

残暑見舞い

上述の通り、残暑とは立秋を過ぎた暑さを意味し、遅くても8月末までに送ることが一般的です。

つまり、残暑見舞いを送る時期は、8月9日~8月31日くらいが適正となります。

 

まとめ

本日は意外と知らないお中元・暑中見舞い・残暑見舞いについてでした。

これで回りの同僚や先輩に尋ねられても少し偉そうに答えられます!(笑)

というのは冗談ですが、意味を知らずにただ流れに任せて行うよりは、ほんの少しでも気持ちのこもった行為になるのではないでしょうか^^

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