2015年11月4日、富山湾で「リュウグウノツカイ」が捕獲された。
捕獲されるだけでニュースになってしまうほど珍しい魚で、詳しいことはいまだに謎に包まれているという不思議なやつです。
なんとなく姿は想像出来ると思いますが、なんだかすごく神秘的な外見をしています。
上述したように、発見・捕獲されるだけでニュースになってしまう魚。
いったいぜんたいあなたは何者なのでしょうか・・・!
リュウグウノツカイとは
リュウグウノツカイは、アカマンボウ目リュウグウノツカイ科リュウグウノツカイ属。
アカマンボウらしさは一切ありませんが、生物学的にいくとそこに分類されるようです。
誰もがなんとなく想像出来るでしょうが、全身が銀白色で鰭が鮮やかな虹色をしているというなんとも神秘的な姿です。
ただし、正直なところアップで顔面の写った写真を見ると結構気持ち悪いですw
ちなみに体そのものは薄く平べったい太刀魚のような形状をしています。
太平洋・インド洋・大西洋などに生息し、中層あたりで群れを作らず単独で行動する深海魚だそうです。
深海魚の為か人前に姿を現すことはほとんどなく、生きて泳いでいる姿を撮影した記録はかなり珍しいです。
その為、生態については現時点でもほとんど謎に包まれたままとなってしまっています。
全長は3mほどの個体が多く見つかっていますが、中には11mの物も発見されています。
私、個人的にタツノオトシゴくらいを想像していたので驚愕です。
当然お店に並んだりすることはありませんが、過去に実際に食した人の記録が残っていたそうです。
記録によると、「プリプリして甘味たっぷり、まるで海老の刺身のようだ」とか
「身が甘くて柔らかくツルっとした口触り」と記されているとのこと。
食べるまでは難しいとしても、この気持ち悪くも神秘的てあるリュウグウノツカイ。
一度くらいは見てみたいものですね。
と思い調べてみたら、国内にいくつか展示されているようですので紹介しておきます。
(もちろん、全て剥製や液浸標本となります。)
展示施設
①アクア・ワールド大洗(茨城県)・・・標本。
②サンシャイン水族館(東京都)・・・4.8mの液浸標本。
③東海大学海洋科学博物館(静岡県)・・・5.1m、4.8m、30cm(若魚)の液浸標本。
④大阪市立自然史博物館(大阪府)・・・3.2mの液浸標本。
⑤マリンワールド海の中道(福岡県)・・・2.7mの標本。
⑥九十九島水族館・海きらら(長崎県)・・・全長4mの剥製。
是非一度ご覧ください^^