お疲れ様です。
今日も1日暑かったですねー!
しかし今年、2014年は例年より涼しいと言われているのをご存じでしたか?
なんでも、エルニーニョ現象(えるにーにょげんしょう)の影響で冷夏(れいか)になるみたいなんです。
単語単語では耳にしたことがありますが、唐突にエルニーニョで冷夏と言われてもいまいちパッとしませんよね。
そんなあなたに!「エルニーニョ現象」と「冷夏」について解説致します。
エルニーニョ現象とは
そもそもエルニーニョ現象とはなんなのか。
これは、赤道付近のペルー沖から太平洋のほぼ中心部にかけて海面の温度が平年に比べ異常上昇する現象です。
メカニズムについてはややこしいので省略します!(笑)
また、エルニーニョとは逆に同海域の水温が下がる現象をラニーニャ現象(らにーにゃげんしょう)といいます。
この二つの現象は、大体交互に発生する傾向があります。
冷夏とは
さて、それでは冷夏とはなんだろうか。
読んで字の如く、冷たい夏です。
ただ、日本の夏が冷たいはずはありませんのでニュアンスの差は感じとってあげてください。(笑)
要するに平年に比べて気温が低い傾向となる夏のことです。
「なんだ、涼しい夏ならありがたいじゃないか!」と感じたかもしれませんが、人間にとってはプラスとなる反面農作物にとってはマイナスになってしまいます。
やはり農作物にとって日の光や積算温度という物はとても大切なのです。
起こりうる危険としては、農作物の不足による価格の高騰ですね。
これは人間にとってもマイナスとなる要素な為、結果的に冷夏はあまりいいものではないかもしれません。
エルニーニョで冷夏「まとめ」
さてさて大体察しがついたかと思いますが、要するに海水温が気温に影響を及ぼし冷夏となるということです。
エルニーニョ・冷夏と2点説明しましたが、鋭いあなたなら疑問を感じているかもしれません。
「海水温が上昇するのになぜ夏涼しくなるの?」
それは、ペルー沖の海水温とフィリピン付近の海水温はシーソーの関係にあるためです。
ペルーの海水温が上がれば、フィリピンの海水温が下がる。
そして日本の気温に影響を与えるのは、このフィリピン付近の海水温なのです。
エルニーニョでペルー沖海水温が上がれば、フィリピン海域の海水温が下がり日本は涼しく。
ラニーニャでペルー沖海水温が下がれば、フィリピン海域の海水温が上がり日本は暖かく。
ということになります。
ただし、エルニーニョ現象の発生した年に猛暑、ラニーニャ現象の発生した年で冷夏、という事例もありますので必ずしもそうであるということではないようです。
私個人の意見では、夏は夏らしく適度な暑さ、もちろん暑すぎず・・・となることを願っております^^