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GWの連休を作り出す祝日の意味

みんな大好きGW(ゴールデンウィーク)!!

食品会社勤務の私を含め一部の業界には一切関係ないかもしれませんが、一般的に毎年とても楽しみとされる長期連休の一つですね。

 

多くの人が休みとなる為か、朝の出勤の時間にはいつもより車通りが少なくなります。

そんな中をいつもと同じように通勤していると、毎年よく思うことがあります。

 

・GWとは一体何者なんだ?
・なんでみんな休んでるんだ?
・この祝日たちはどんな意味なんだ?

と頭の中に色々なハテナを思い浮かべたのち、最終的には「ちっくしょーー!」と。

 

一定数が抱くであろう、このちっくしょーーの気持ちに対する答えにはお答え出来ませんが、その前段階にある疑問について解説していきます。

GW

 

GW(ゴールデンウィーク)の祝日

GWは言わずと知れた、毎年4月29日頃から5月5日頃まで連続した祝日による長期連休ですね。

この期間にどんな祝日が設定されているかというと、

4月29日 昭和の日
5月3日 憲法記念日
5月4日 みどりの日
5月5日 こどもの日

この4つになります。

 

ここに土日や振替休日が混ざり、大きな連休となるわけです。

振替休日とは、日曜日が祝日になってしまった場合などに年間祝祭日の日数を調整する為に次の平日をお休みにする制度です!

 

例えば、2020年を例にしてみます。

4月29日(水) 昭和の日
4月30日(木)
5月1日(金)
5月2日(土)
5月3日(日) 憲法記念日
5月4日(月) みどりの日
5月5日(火) こどもの日
5月6日(水) 振替休日(憲法記念日が日曜日の為)

会社によってですが、5月2日から5月6日まで5連休のところや、平日にあたる4月30日と5月1日も休みとして8連休なんてところもありますね。

え?私・・・

5月2日(土)と5月3日(日)で2連休です!

 

実は日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」というもので定義されており、それぞれ祝日となった意味や所以が決められています。

それぞれ簡単にどのような意味を持った祝日なのか見ていきましょう。

 

昭和の日

激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす

 

戦争などの激動の日々から、少しずつ着実に復興を遂げ、高度経済成長も含み大きく発展した時代です。

そんな昭和の日を思い出し、これからの将来に役立てましょうよ。

といった意味合いですね。

昭和天皇の誕生日である4月29日に設定されています。

 

元々1989年から2006年まで4月29日は後述する「みどりの日」とされていましたが、2007年以降は昭和の日に改定されました。

 

憲法記念日

日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する

 

1946年11月3日に公布され、翌年1947年5月3日に施行された日本国憲法。

その施行を記念する日ということで、1948年以降の5月3日に設定されています。

 

当時、衆議院・参議院では公布日と施行日のどちらを祝日とするかで意見が割れたようですが、先に審議の行われた5月3日の案で可決されました。

 

みどりの日

自然に親しむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ

 

2007年以降の5月4日に設定されています。

昭和の日に書いたように、1989年から2006年までみどりの日は4月29日でした。

昭和の日の制定(2007年)により5月4日になったわけですが、実は1948年から1988年まで元々天皇誕生日(昭和天皇の誕生日)として4月29日は祝日だったんです。

昭和が終わり平成に変わるとともに天皇誕生日も変わるわけですから、この4月29日は平日に戻るはずでした。

 

しかしGWを構成する祝日の一つともあり、国民の生活に影響が出たり不満が出たりする恐れがあった為、みどりの日として祝日を維持したんですね。

そういった意味では、このみどりの日はGWに最も関係のある祝日ともいえる存在です。

 

それにしても、昭和天皇の誕生日だったところに半ば無理やり設定されたみどりの日が、昭和天皇の誕生日ということを理由に5月4日にスライドさせられたんですよね。

なんだか振り回されていませんか・・・?(笑)

 

こどもの日

こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する

 

五月人形に鯉のぼり、みんな大好き柏餅にちらし寿司。

蘇ってくるであろう、楽しい楽しいお祝いの日ですね。

 

男の子の成長を祈願するという風習がある5月5日に設定されています。

元々この日は端午の節句と呼ばれており男の子のお祝いだったんですが、こどもの日の制定により男女問わずお祝いするようになりました。

それでも五月人形や鯉のぼりは、やはりまだ男の子の印象が強いでしょうか?

 

まとめ

以上がGW(ゴールデンウィーク)を作り出す祝日についてでした。

 

祝日の取り決めは難しそうです。

休み過ぎてもいけないし、休みが少なすぎてもいけない。

全ての祝日には祝日である理由が存在するわけですから、お休みの人もそうでない私のような人も、少しでもその理由に沿った気持ちで祝日を過ごすことが出来るといいですね。

 

改めてこれら祝日の意味を見て思ったことがあります。

昭和の日・・・国の将来を思う。

憲法記念日・・・国の成長に期待する。

みどりの日・・・豊かな心をはぐくむ。

この3つについては気持ちの話なので、最悪、仕事をしながらでも思う・期待する・はぐくむことは出来ます。

でもせめて、お祝いする対象のあるこどもの日はお休みにしてもらいたいものです。(笑)

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