みなさんの車にも装備されているでしょうか?
当たり前になりつつあるアイドリングストップ機能。
信号待ち等でプシュンとエンジンが停止する機能です。
最近街中を運転中に見掛けることが増えたように思います。
アイドリングストップ車と聞いて、多くの方が一番に思い浮かぶのは燃費がいいってことではありませんか?
本当に燃費はいいのか?
そして実は正しい知識で利用しないと損することもあるという事も知識の一つとして徹底説明していきますね!
アイドリングストップとは?
英語表記にしてみるとidle(仕事をしていない、暇な、無益な)なんて意味合いがあります。
つまりアイドリングとは...車に置き換えるとエンジンがいつで動ける準備状態と捉える事になりますね。
殆どの車は信号待ちなど一定の条件を満たした際にブレーキを踏むだけでエンジンが停止します。
再度ブレーキを離したらエンジンがかかるというシステムです。
エンジンが停止することで燃料のロスを防ぐことは勿論のこと、排出ガスの削減が見込まれ環境に配慮しているんです。
かといって手動でエンジン停止していたら、いざというときに車がすぐに動けなですよね。
思わぬ事故にも繋がる危険性もあります。
そこで開発されたのがアイドリングストップという機能なんですね。
各社呼び方は様々ですが例えば「Stop and Start System」とか「SMART STOP」と呼ばれていたりします。
日本で初めてアイドリングストップが採用されたのは日本最大手T社のクラウン!
T社を代表する車種ですね。
1971年に発売されたので40年以上前から存在していた装備になるんです。
そもそも燃費のためじゃない?
アイドリングストップが採用されている車種をみると、軽自動車や小型自動車が多いように感じます。
その理由は維持費だったり、セカンドカーとして軽自動車や小型車が選ばれていますよね。
更に燃費を重視するエンドユーザーに寄り添うように、メーカーの販売戦略なんですね。
日本では軽自動車や小型車の維持費は、大排気量の車に比べ経済的観念から安いのは周知の事実です。
なので理に適ってる販売戦略に思えますね~。
でもこのアイドリングストップ機能が40年も前から存在していたのに最近になって良く見かける機会が増えたのは何故でしょうか?
答えは環境省が「アイドリングストップ」を推奨してきたからなんです。
それをメーカーが機能として採用したのが始まりで、そこに国が補助金をつけて普及を推進したのです。
環境省という事でお分かりかと思いますがそもそもは環境に配慮する為の機能だったんですね。
メリットは?
上記で環境に配慮して生まれた機能ということは分かりましたがなぜここまで普及してそのメリットは?
1.アイドリング時に排出される排気ガス削減
環境に優しいのは大きなメリットだね!
2.アイドリング時に消費する燃料
停止する時間が長ければ長いほど燃料の削減に繋がるね!
3.社内の静粛性
エンジンが停止すると社内はやっぱり静かでいいね!
大きく上げるとしたらこの3つになるでしょう。
デメリットは?
1. 再始動までにラグが発生する
アイドリング停止から再始動する際にラグが0.4秒ほどあるので慣れないと思わぬ事故に繋がる事もあるよ!
2. 普段と違う動作に戸惑う
ブレーキを踏んでアイドリングストップして離して再始動するのが単純に煩わしく感じる人も多いよ!
3. 人によっては燃費を悪化させてしまう可能性がある
再始動して発進する際に必要以上にアクセルを踏んでしまう人が多いってデータがあるよ。(車が一番燃料を消費するのは発進時だよ)
4. エンジン再始動による各機関への影響懸念
従来の自動車よりエンジンが再始動することが増えるので各種機関に影響がないとは言えないよ
5. 通常よりバッテリーが高価
バッテリーは従来の物より丈夫でパワーのあるものが採用されているけどその分価格も高価だよ
正しく適切に使用しよう!
つまり、正しい知識で適切な使用を守ればアイドリングストップはとても便利な機能なんです。
ただし住んでる環境や走行する道路条件によってはアイドリングストップ機能を必ずしも使ったほうがいいってわけではないんですね。
また自身の乗り方やアクセルワークで魅力である燃費向上の恩恵も薄れてしまうよ。
正しい知識で適切な使い方であなたも明日から得する人になりましょう!!
でもせっかくついているこの機能。
当然車両価格もその分上乗せされているはず!
だからこそ、知識と道路状況で適切に使いわけていくのがベストな選択だと言えるでしょうか。